今日は、急患案件です。 一法人一施設です。在宅事業ゼロ。で、何年も赤字。
法人の幹部の方々に集まっていただいて、「いい、時間がないの。3年で変わらないと後がないからね。」と。
「3年って、法人が変わるのが3年だから。来期は、キャッシュベースで黒字。3年目で、決算ベースで黒字。だから、今年1年で目処を立てるからね。今年は、もう、5ヶ月経ってしまっているよ。あと7ヵ月で黒字にするということだからね。」
「いい、もっと勉強しなさいね。何も知らないんだね、だから、こうなるんだからね。ものの見方と考え方を変えて、勉強する。そして、ちゃんとマネジメントするんだからね。」と。
時間は2時間です。これから2ヶ月で、今日決めたアクションプランを行うことになりました。
しかし、ここの法人さんは、そう簡単にいかないのです。
ご自分たちのドミナントの世帯数が、たったの3,000しかないのです。そう、たったの3,000。だから、黒字化しても、直ぐに待っているのが、「次、どうするの?」です。
こんな街で事業してて、かつ、半端ない赤字を出している。しかも、悪いことに施設は、すでに40年を迎える。建て替えられないところにある。
このような状況で、「どこから手をつけたらいいか分からないんです。」と経営者の方が。まあ、そうですね。
私は、「勉強すること。職員を教育すること。教育が全てです。どんなに厳しい状況でも、まず、勉強、教育から始めましょう。まわり道に見えても一番の近道は教育することです。今日、分かったでしょう? あまりに何も知らないことを。これで黒字になるわけないでしょう?」と。
最後には、「大丈夫、生き残れる。しかし、視野を広げて考えようね。まず、黒字になったら新しい挑戦をしよう。そこからが本当の勝負だから。」と。