私は、コンサルタントとしての信条は、「欲しがるもの勧めるではなく、その法人に必要なものを提案する。」です。

今、21:13で名古屋に停車中です。東京は23時前に着きます。今日は、午後に病院さんでした。pm6:15からpm7:30まで、大阪で、株式会社さんです。それが終わって新大阪まで地下鉄を乗り継いで新幹線です。

今日、出てこられたのは、大成功された社長さん、部長さん、息子さん以下3人です。提案書が欲しいと言われたのは、障がい事業への進出一式、小規模多機能などの事業への進出一式です。しかし、今回、提案書ではじめにお話ししたのは現状調査です。

私は、コンサルタントとしての信条は、「欲しがるもの勧めるではなく、その法人に必要なものを提案する。」です。なので、「まずは、現状調査をした方がいいですよ。」ですが、提案書を説明したのが、超超カリスマ、言い換えるとワンマンオーナーですとタスキを掛けて歩いているような方なので、「なんで?」と言う感で。なぜなら、「自分の正解が全て」という考えですので、「私の経営を評価するわけ?」的な反応で。

私が、もし「イエス」か「はい」のどちらかしか言わなければ、障がい事業への進出一式、小規模多機能で仕事がいただけるのでしょうね。しかしながら、私は、社長に「社長も私も、弱点は、病気をすることであり年齢でしょう?次の世代のために、世間からどのように評価できる法人なのか、評価をさせるのもよろしいんじゃないですか?」。露骨にやな顔をされます。多分、そんなことは言われたことがないでしょうから。

私は、息子さんと娘さんに、自分達が経営するときに参考にできる考え方を差し上げたいのです。社長があまりに成功されて、あまりにワンマンで、社長さんの経営スタイルや価値観のみを見て育ってきているので、何が正解かも分からないはずです。じきに、息子さんが経営しなければならなくなります。なので、会社経営のいろいろな見方や考え方を知って欲しいのです。まあ、社長さんは、まだまだ、元気なんですが。

こう言う会社さんは、「戦略も、人事も、事業も、会計処理も、自分の思っている通り言っている通りに、社員が動けば問題ない、なぜなら、私の言った通りにすれば間違いないから。」ということになっているのです。

私は、そんな会社の社長さんにも、礼儀はわきまえた上でハッキリ言うので、社長さんと言い合いになり、1時間半、社長と私の2人だけで話しをしている感じです(苦笑)。ただ、最後には「本間は私の気に入らないことを言う!(笑)」と何度も言ってました。

今日も、「私、これから東京に帰るんですよ。」と言っても、どんどん話しをするので、PCをカバンにしまって「社長、もう、私、帰っていいですか(笑笑)?」って。

しまいには、「俺も東京に生まれたかったわ。」と言い出して、部長に「絶対に、そんなこと思ってないでしょう。」と何度もいわれ「思ってるよ!」と大きな声で何度も。私が横から「あのね、社長はね、思ってないこと言う人だから。本当に思っていることは言わない人だから(笑)。」と。まあ、この社長さんと話しをするのはスポーツで試合する感じですね(笑)。なんとか私を言い負かそうとしてくるので。だから、話しをしてて楽しいけど疲れる。

私が現状調査を作る趣旨は「脱社長」のために何が必要かの現状調査です。息子さんに社長を超えて行って欲しいので。あまりに社長が強すぎるし社長が優秀すぎるから。

私は、「欲しがるもの勧めるではなく、その法人に必要なものを提案する。」です。あとは、会社さん次第ですね。趣旨は伝わったと思うので。