2023年、もう一つのお正月を過ごしています。今年は、初めて沖縄で両親と一緒の元旦です。父親95歳、母親86歳、そして、私が63歳で、合計すると244歳分の人生が詰まっている正月になります。この年齢になって、父親を着替えさせたり、ご飯を用意したり、掃除したりと、半日は、何かと忙しくしています。
今まで東京では、父親は、圧迫骨折のために横になれず、ほぼ1年、椅子に座ったまま寝ていました。母親は、1年くらいお風呂に入ることなく暮らしていました。これは、東京での老老介護の普通の家庭の一つです。東京でも、訪問診療、訪問看護、通所介護のサービスを受けていましたが、どうも、東京でのサービスはダメだなと思っていたので、できるだけ早く沖縄で、車椅子が使える家を用意した上で、きちんとしたサービスを受けさせたいと考えていました。予定より半年遅れてしまいましたが12月12日に沖縄に移住し、もう一度、整形外科のドクターのところに行きレントゲンをとり、訪問看護、訪問介護、通所介護のサービスを受けています。
沖縄では、正直、比べものにならないくらいしっかりとしたサービスを受けています。父親は、ガッチリとコルセットをつけ、電動で角度がつくベットで1年ぶりに寝ています(水平にして眠ることができないので)。久しぶりにベットで横になった時は、声を出して泣いていました。その様子を見てて、なんとか間に合って良かったと。東京では、椅子で寝てて、そのまま病院に入院して骨折の治療をしても、足が弱って退院できず、そのまま行っちゃうかと思っていたので、まずは、ここから、足を弱らせずに背中の治療をどうするか、考えたいと思います。ここなら、暮らせて、シャワーも車椅子のまま入れて、ベットでも眠れるので。
そう、沖縄の居宅の人や介護の人が、「これで要介護1というのは、信じられない。こちらなら、要介護2か3です。東京はどうなっているのでしょうかね、、」とも言ってました。
父親の兄弟、母親の兄弟姉妹は、みんな、先に行きました。2人とも最後の一人になってますが、ちょっとボケた程度でしっかり生きています。「これは奇跡だな」と兄を話しをしながら、神様に感謝して、世話をしています。
1月3日に私は東京に行きます。兄が3日に沖縄に来ます。正月が終われば、今度は、多くの人たちに支えられながら天寿を全うするサポートをしていただます。感謝しかないですね。