以下をお読みになられて、何も感じないのであれば問題かもしれません。
リスクを感じない人にリスクは存在しない。問題を感じない人に問題は存在しない。
見事な出口戦略としか言いようがない、、、、経営者の考え方ですね。
「急性期病院入院中に発生する寝たきり患者を減らしていくために病棟内に配置するスタッフについて、基準看護だけでなく『基準介護』『基準リハビリテーション』を追加すべきである。そしてすべての臓器別専門医に総合診療医の知識と技術が必要である。」
「今後、病院での治療の必要ない患者は早期退院し、施設入所者・在宅療養患者ともにある程度の医療ケアは必須となるだろう。介護施設に看護師がいるかいないかで、家族の信頼度がまるで異なる。私が運営している特養では、100人の入所者に3人配置すべき看護職員を多めに加配し、夜勤をしてもらえるようにしている。なぜなら医療知識の少ない介護職員に夜間・休日に入所者を看取らせるような無責任な状況にしておきたくはないからである。特養で看取るかどうかは別として、私としては昔から介護だけでなく医療の必要性も併せ持っている入所者にできる限りの医療・介護サービスを提供したいという想いがあり、従来の特養ではほとんど行なわれていないような特養運営を行なってきた。」
「介護保険では、要介護者の自立支援に向けた介護サービスを組合せ、市役所等への手続きなど、『ケアマネジャー』が要介護者のコーディネータ―的役割を果たしているが、病院に入院すると、ほとんどの病院にある地域連携部で、社会福祉士と看護師が中心となって入退院の調整を行っている。現在、ほとんどの入院患者は介護保険の被保険者で、すでに介護保険サービスを受けている患者も少なくない。患者が医療と介護の間を行ったり来たりしている状況で、コーディネーターが変わるより、むしろ医療と介護をひっくるめてフォローする形が理想的ではないか。例えば介護のケアマネに対して医療と介護のメディカルケアマネジャーなる職種が一人の患者のコーディネートするのがスムーズに行くのではないか。」
「一人の高齢者が病気になり介護が必要な状態になった時から、医療・介護に関係なく一体となったコーディネーターが必要である。現在実務を行っているケアマネに一定の研修を受講してもらって、医療介護支援専門員(メディカルケアマネジャー)の資格を与える制度を創り、医療と介護の必要な高齢者が効率よく医療・介護サービスを受けられるようにすることが、トータルで医療と介護にかかる経費の効率化にも資するものではないか。」