法人経営の良し悪しは経営者次第、現場の経営の良し悪しは管理者次第だと痛感しました。

この管理者は、事業所をV字回復させた人です。

「OOOさん、ちゃんと帰ってる?」と言うと、「すみません。大丈夫です。」と。

まず、この人、事業所内で一番働いているんです。誰も、この人に文句は言えません。

このこんなに忙しいのに、職員一人ひとりの働き方を聞いて、どうしたらいいかアドバイスしているのです。

この事業所は、最悪の時は、稼働率70%代まで下がったんです。それを1年に95%〜98%に戻したんです。

この人、施設内の環境美化から始めました。職員の参加者がだんだん増えて来ているのです。

そして、小集団の研修をまめにやっているのです。

結果、職場環境が良くなり、コミュニケーションも良くなり、働く人が前向きになり、結果、20%も稼働率が回復したんです。

ただ、帰らないんだよね、この方。でも、今日、分かりました。そりゃあ、帰れないわね。この人をサポートする人を作らないと。

だから、この人がやっている作業の部分を誰かがやって、この方にマネジメントに専念してもらうようにしないといけませんね。

つくづく、法人経営の良し悪しは経営者次第、現場の経営の良し悪しは管理者次第だと痛感しました。

私の長い経験でも、これだけ短期間で良くなる現場を知らないので。