ファミリーヒストリーを見て「悩んでいることは小さいな〜。」という気持ちになります。

HMSセミナーの懇親会の時に各自の「マイブーム」を話そう!ということになり、本間はトップバッターで、オチも考えて「私のマイブームは、ファミリーヒストリーとブラタモリと真田丸はどんなに忙しくてもビデオで欠かさず観ています。」と話しました。まあ、こういうのはアルコールも少し入っているわけで、笑いがとれるように話していくわけです。しかし、なぜか、本間の次の方からは、大真面目な内容で発表が進んで行きました。なら、私もファミリーヒストリーとブラタモリと真田丸と言わないで、「本間のマイブームはダークエネルギーは真空のエネルギーではないかについて、とか、超弦理論による11次元の宇宙は宇宙が一つではないことを予言しているについて。」って言っておけばよかったと思ったのですが、昨日のNHKのファミリーヒストリーをみて、やはりマイブームはファミリーヒストリーとブラタモリと真田丸ですでよかったのだと納得しました。

 

誰のファミリーヒストリーかといえば、哀川翔という俳優さんでした。私、久しぶりにテレビ観てて涙が止まりませんでした。哀川翔の祖父と祖母の運命の過酷さに。私はもちろん哀川翔なる人を知りませんが、明日街で会ったなら、きっとハグして彼の背中をポンポンと叩いているに違いありません。キャラもあるので、テレビで気丈にしていましたが、心の中では号泣だったに違いありません。満州でお母さんが男の子と女の子の手を引きお腹の中には生まれそうな赤ちゃんが入っていて、必死のおもいで日本を目指し、子供を失い、生まれた赤ちゃんがすぐに亡くなり、5歳の娘に「子守歌を歌って」って頼んで、横になってそのまま亡くなっていく。娘が翌日の朝に冷たくなっている母親をゆすり、一緒の大人に「おかあさんは亡くなったんだよ。」って言われて「亡くなるってなあに?」って聞いている。遺されたのは幼い子が2人っきり。母親の無念はいかばかりかと。今、ブログを書いているだけで思い出して涙がでます。それでも人間は生きなければいけない。お父さんは日本に帰ることなく、戦いの中、頭を撃ち抜かれて即死する。

 

人間運命の過酷さに黙り込むしかなく、ただただテレビに観入っていました。再放送があるでしょうから、よろしければ観てください。平和のありがたさや親のありがたさが分かります。

 

振り返ると、私の問題は大したことないなと勇気をもらいました。改正社会福祉法がどんどん遅れて予定が狂ったとか、会計士監査が30億円からになってしまったとか、寝違えて首がまわらないけど青森に行かなければいけないとか、疲れているのにダイキンさんのセミナーのレジメの締め切りですとか、別に、水戸市社会福祉協議会のセミナーのレジメもありますとか。

 

多くの諸先輩がたの過酷な運命を基にしてやりたい仕事をして生きていけていることに感謝しながら、世の中のためになる仕事がしたいと改めて思いました。