全国の国立大学病院を合わせた2023年度の経常損益は60億円の赤字です。
で、22年度は386億円の黒字でした。
実に、446億円の補助金+コロナの治療費での黒字でした。
私がいつも言っている、「病院経営、奇跡の3年間」は終わりました。
ここから、どう立て直して行くか、「働かなくても黒字になっていた病院経営の後遺症との戦い」が始まっています。
200床未満の病院の赤字が 41.6%(ワムネット調査)です。
ちなみに、補助金収益を除外した赤字病院の割合は53.7%です。
で、今、医療法人の売りが沢山出ています。
当然ですね、半分が赤字で、今、赤字の法人がこれから、突然、良くなるわけないわけで、2025年から30年は、「力勝負」です。
だから、医療で起こることは介護でも起こりますよ。
そう、先週の水曜日の夜に、北北海道地区の社会福祉法人の経営者の方と話をしていました。
「昨年の11月の老施協の研修を聴いて、WJUに連絡してきた人いますか?」と言われました。
「誰もいない。」というと「信じられない。だから、ダメなんですよね。あの話を聴いても動くことが出来ない経営者が信じられない。だから、経営が悪くないっても何も出来ないんですよね。」と。
もうひとこと、キツい一発を「これで、勝ち残りが楽になる。」とも。
ちなみに、この地区の、もう一人の経営者の方は「本間さんは、私は、国は救ってはくれないよと言ってます。協会も救ってはくれないよと言ってます。」と、言われていました。
分かりますか? 優秀な法人は生き残るために、必死に努力しているのです。この優秀な法人さんにかなわない、努力が必要な法人が何もしない。ただただ、赤字を垂れ流している。
負けるべくして負けている法人が、いかに多いかです。
もう、タイムアップかな、、、。