そして、戦に勝とうと思えば、海軍兵学校を作り、戦う前に、人づくりや教育が全てだということが分かります。

坂の上の雲を見ていると、企業経営につながる話が満載で、歴史ドラマを見ているよりも「経営指南書」を見ているかのような錯覚に陥ります。

なんというか、「一から十まで経営」です。

今日も、清国の艦隊が親善と称して、威圧のために呉に寄港したとのシーンがありました。その旗艦の外見は最新鋭であったが、艦の内部の船員のマインドの無さ、モラルの無さ、統率の無さが描かれ、参謀長の東郷が「どんなに装備が優れていても、戦(いくさ)をするのは人でごわす」と。

いかに、風土(カルチャー)や文化が大事かということが分かります。どこぞの経営者に聞かせたい話です。私も肝に銘じておきます。勉強になります。ありがとうございます。

そして、戦に勝とうと思えば、海軍兵学校を作り、戦う前に、人づくりや教育が全てだということが分かります。ここにお金と時間をかけることが最も大事な経営者の仕事の一つであることを教えています。

そして、秋山兄弟をはじめ、出てくる人物の、真面目さや人柄からも経営を学ぶことが出来ますね。最後は人柄です。優秀じゃないかというよりは、法人のことが好きかということの方が大事で、優秀じゃなければ優秀にすれば良いだけなので。そのために教育と経験はあるので。

WJU、WJUFSとも、実績(歴史)もなくお金もなく、坂の上の雲に描かれている明治時代の日本と全く同じです。ここから、どのように近代国家になっていくのか、志だけあるのは一緒で、私の異常なまでの共感は、こういうところから来ているのかもしれません。どちらにしろ、「明治の時代人の体質で、一朶の雲のみを見つめて坂を登っていく」というのも共感するところです。

あとは、神様が決めることだと。神様から祝福されたければ「人柄」を磨くことだろうと。

いよいよ、日露戦争に入りますね。さらに経営に関わる学習で、難しい課題に取り組む時の姿勢やものの見方と考え方を学ぶことが出来るので、しっかり観たいと思います。