今、HMSエリートの2回目の資料を変えるため、医療の2040年をまとめています。
どんなに忙しくても、勉強をしなければ、あっという間に転落するわけで、頭の体力、気持ちの体力、プレッシャーに耐える体力、働き続ける体力が必要な仕事です。
まあ、まともじゃないですね。
【新・地域医療構想のスケジュール】
令和7年度(2025年度) 新たな地域医療構想に関するガイドラインの検討・発出
令和8年度(2026年度) 新たな地域医療構想の検討・策定
令和9年度(2027年度) 新たな地域医療構想の取組(第8次医療計画の中間見直し後の取組)
【ポスト2025に対応する、医療・介護の供給体制】
1 医療・介護提供体制の改革を進めていくに当たっては、実現が期待される医療・介護提供体制の姿を関係者が共有した上でそこから振り返って現在すべきことを考える形(バックキャスト)で具体的に、改革を進めていくことが 求められる。
2 その際、限りある人材等で増大する医療・介護ニーズを支えていくため、医療・介護提供体制の最適化・効率化を図っていくという視点も重要。
3 高齢者人口がピークを迎える中で、医療・介護の複合的ニーズを有する高齢者数が高止まりする一方、生産年齢人口の急減に直面する局面において、実現が期待される医療・介護提供体制の姿として現時点で想起し得るものを、患者・利用者など国民の目線で描いたもの。
【ポスト2025の姿】
ポスト2025年の医療・介護提供体制の姿は、以下の3つの柱を同時に実現することを通じて、患者・利用者など国民が必要な情報に基づいて適切な選択を行い、安心感が確保されるものでなければならない。
1 医療・介護を提供する主体の連携により、必要なときに「治し、支える」医療や個別ニーズに寄り添った柔軟かつ 多様な介護が地域で完結して受けられること。
2 地域に健康・医療・介護等に関して必要なときに相談できる専門職やその連携が確保され、さらにそれを自ら選 ぶことができること。
3 健康・医療・介護情報に関する安全・安心の情報基盤が整備されることにより、自らの情報を基に、適切な医 療・介護を効果的・効率的に受けることができること。
85歳以上の高齢者の増加や人口減少がさらに進む2040年以降においても、全ての地域・全ての世代の患者が、適切な医療・ 介護を受け、必要に応じて入院し、日常生活に戻ることができ、同時に、医療従事者も持続可能な働き方を確保できる医療 提供体制を実現する必要がある。
【目指すべき医療供給体制の基本的な考え方(案)】
このため、入院医療だけでなく、外来医療・在宅医療、介護との連携等を含め、地域における長期的に共有すべき医療提供 体制のあるべき姿・目標として、地域医療構想を位置づける。人口や医療需要の変化に柔軟に対応できるよう、二次医療圏 を基本とする構想区域や調整会議のあり方等を見直した上で、医療・介護関係者、都道府県、市区町村等が連携し、限りある医療資源を最適化・効率化しながら、「治す医療」を担う医療機関と「治し、支える医療」を担う医療機関の役割分担を 明確化し、「地域完結型」の医療・介護提供体制を構築する。
具体的には、
1 増加する高齢者救急に対応するため、軽症・中等症を中心とした高齢者の救急の受入体制を強化する。ADLの低下を防ぐため、入院早期から必要なリハビリを適切に提供し、早期に生活の場に戻ることを目指す。その際、医療DXの推進 等により、日頃から在宅や高齢者施設等と地域の医療機関の連携、かかりつけ医機能の発揮等を通じ、救急搬送や状態悪化の減少等が図られるよう、在宅や高齢者施設等を含む対応力の強化を目指す。
2 増加する在宅医療需要に対応するため、必要に応じて現行の構想区域よりも小さい単位で、地域の医療機関の連携による24時間の在宅医療の提供体制の構築、オンライン診療の積極的な活用、介護との連携等、効率的かつ効果的な在宅医療の体制強化を目指す。外来医療においても、時間外対応や在宅医療等のかかりつけ医機能を発揮して必要な医療提 供を行う体制を目指す。
3 医療の質やマンパワーの確保のため、手術等の労働集約的な治療が減少し、急性期病床の稼働率の低下による医療機関 の経営への影響が見込まれる中、必要に応じて現行の構想区域を越えて、一定の症例や医師を集約して、医師の修練や 医療従事者の働き方改革を推進しつつ、高度医療・救急を提供する体制の構築を目指す。
4 必要な医療機能を維持するため、特に過疎地域において、人口減少や医療従事者の不足が顕著となる中で、地域で不可 欠な医療機能(日常診療や初期救急)について、拠点となる医療機関からの医師の派遣、巡回診療、ICT等を活用し、 生産性の向上を図り、機能維持を目指す。
【主な検討事項(案)】
2040年頃を見据えた医療提供体制のモデル
地域の類型(都市部、過疎地等)ごとの医療需要の変化に対応する医療提供体制のモデル(医療DX、遠隔医療等の取組の反映) 等
病床の機能分化・連携の更なる推進
病床の将来推計:機能区分、推計方法、推計年等
病床必要量と基準病床数の関係
病床機能報告:機能区分、報告基準等
構想区域・調整会議:区域、構成員、進め方
地域医療介護総合確保基金
都道府県の権限 等
地域における入院・外来・在宅等を含めた医療提供体制の議論
入院・救急・外来・在宅・介護連携・人材確保等を含めた医療機関の役 割分担・連携のあり方
将来推計:外来、在宅、看取り、医療従事者等
医療機関からの機能報告:機能区分、報告基準等
構想区域・調整会議:外来・在宅・介護連携等の議論を行う区域、 構成員、進め方等
地域医療介護総合確保基金
都道府県の権限
介護保険事業等を担う市町村の役割 等