70人メールの会の叡智である矢野さんの感想です。
(メール)
本間先生
方針説明会、プレ懇親会、勉強会、忘年会と濃密な3日間、お世話になりありがとうございます。
たくさんの方から、学びと感動と勇気、新たな発見の機会をいただき本当に感謝しています。
2040年に事業を継続しているために必要なことと、介護を中心とした事業モデルについて、自分なりに整理することができましたので、お礼かたがたお伝えさせていただきます。
【2040年に事業を継続しているために必要なこと】
(大島元事務次官のお話しより)
1.どの地域においても、時代に合わせたサービス類型のトランスフォーメーションは必須であること。特に建物の建て替え時には地域の特性に合わせた計画が必要なこと。
2.地方においては介護・福祉だけではなく、暮らしに必要なサービスを提供する主体へのトランスフォーメーションが求められること。また、それを実現するために必要な、地方独自の柔軟な制度(職員配置基準の柔軟化も含む)を行政と協働してつくること。
3.介護職員に他産業並み、もしくはそれ以上の賃金を支給し、他産業との人材確保競争に負けないこと。その財源となる年間3~4兆円を捻出する術を見つけ、国民を納得させること。介護職員に直接、賃上げ分が届く仕組みが必要なこと。
(本間先生のお話しより)
4.2030年までに、変化に対応できる組織風土を醸成し、建て替え等に対応できる利益を確保し続けること。
5.2030年以降、経営継続できない法人・建て替えできない法人の吸収・合併も含めたトランスフォーメーションに対応し、地域に必要なサービスを提供できる運営主体となり、2040年以降に向けて進化を続けること。
【介護を中心とした目指すべき事業モデル】
2025年モデル
介護・医療・保健(予防)の連携による地域包括ケアシステム
2040年モデル
医療・介護・保健・福祉を一体的にシームレスに提供できる拠点を中心とした地域包摂システム。2025年モデルに障がい者福祉(身体・知的・精神、児童・成人)、子育て支援を追加。
2060年モデル
2040年モデルに加えて、生活に必要なサービスを提供する運営主体による地域包摂システムの進化形。AI等もフル活用し、超長寿化、外国人、深刻化する人口減少社会の課題など、地域の新たな社会問題にも対応する。
2060年モデルのベースには、霧島市を支える鎌田グループ+政典会さんが一番に思い浮かびました。
これまでに見学させていただいた法人さんや今回のライフの学校さんなど、先進的な法人さんの背中を追いながら、今回の学びを職員と共有し、変化に対応できる人づくりに努めたいと思います。
発表してくださった実践者の方々の生の言葉は、胸にも、頭にも、腹にも響きました。
来年も楽しみにしています。
大島さんのお話しで個人的に気なったことは、また今度お会いした時にお話しさせてください。
今後ともよろしくお願いいたします