今日、HMSエリートビギナーコースの受講生に「みんなのグループ討議を聴いていると、課題の抽出(法人の悪いところ)に終始したり、話をしている内容が狭く、それじゃあダメさ。経営者はそんな職員を、使えるとは思わないよ。もっと、視野を広く、経営で考えないと。言い換えれば、みんなの話は部分最適で全体最適になってないよ。そんなんじゃ、経営者は、こいつは分かっているなとはいわないよ。」
「人事考課したら愛社精神が沸くか? それは、人事考課した後に何をするかで決まるわけ。人事考課して、君がDランクだから給与下げるよと言われればダメさ。人事考課して、現在の力量が分かり、どうしたらなりたい自分になれるか、何が足りないのか分かる人事考課なら、納得してくれるし法人を理解してくれるだろうさ。」
受講生の一人は「人事制度は、結局、全てにつながっているんだな。」とポツンと言ったので、「そう、そういうこと。だから、人事制度だけいじったってダメなの。理念も、エンゲージメントも、管理会計も、教育も、5S3Mも、全部、トータルで一つの仕組みになっていなければダメなわけ。」
「だから、人事部は、事業計画がわからない人はできないの。管理会計もそう、教育もそう、エンゲージメントもそう、5S3Mもできないといけないわけ。」
「そんな人がいないのであれば、勉強してください。勉強して勉強して勉強して下さい。そして、努力して努力して努力して下さい。」
「経営は、芸術だから。経営者が芸術家だよ。みんなも芸術家にならないと。創造性とかアイデアとか発想の違いとかさ。」
今日、最後に、「私は、ビギナーコースの受講生には優しいの。だって、野球(経営)を好きになって欲しいから。野球(経営)は厳しいと言って辞められたら困るでしょう。野球(経営)はこんなに楽しいんだって思ってもらうため優しいの。」
「レギュラーコースは厳しいよ。宿題は泣きながらやってもらうから。Mじゃないと受講席ないね(笑)。あと、複数で来てね。」
受講生のみんなは、初めて経営という視点でいろんなことを考えることになりました。でも、みんな目を輝かせて話を聴いてくれているし、グループ討議をしているのが分かります。ありがたいですね。
だから、なんてーの、知らないうちの虎の穴に入り口に連れて来られて「そうだよ、中に入れば、もっと楽しいよ。」と言われているわけです。
ということで、講師は、布団をかぶって「ウッシッシ」となるわけですね。で、こうして、HMSエリートコースは10年続いているわけです。