【特養】
「特別養護老人ホームの赤字の割合は従来型が4割、ユニット型が3割。22年度よりも赤字割合は減ったが、依然として経営が厳しい状況であることが浮き彫りになった。」
「従来型が1888拠点、ユニット型が3568拠点を対象に実施した。定員は従来型が70人(利用率93%)、ユニット型が59人(同93%)。要介護度は従来型が3・98、ユニット型が3・9だった。」
「1拠点当たりの介護職員数は従来型が30人、ユニット型が32人。赤字の割合は従来型が42%と前年より6ポイント減少。ユニット型は前年より3ポイント減の31%だった。」
「本業の活動によるサービス活動増減差額比率は従来型が1・6%と前年度より1・3ポイント上昇。ユニット型は4・9%で、0・8ポイント増えた。」
「従来型の従事者1人当たりのサービス活動収益は707万円、人件費は460万円。人件費の割合は65%だった。一方、ユニット型の従事者1人当たりのサービス活動収益は703万円、人件費は440万円。人件費の割合は63%となっている。」
「給食費や水道光熱費などの経費率については、従来型が29%、ユニット型が26%。原価焼却費率は、従来型が4・4%、ユニット型が6・8%だった。」
【小規模多機能】
「赤字事業所の割合は40・4%と前年度と同じだった。」
「本業の活動から得られたサービス活動増減差額比率は4・1%で、0・2ポイント減少。」
「従事者1人当たりのサービス活動収益は542万円で、人件費は393万円。人件費の割合は72・5%、給食費などの経費は19・2%、減価償却費が3・7%。定員数は26・8人で、宿泊が4・3人、通いが10・4人、訪問が9人。平均要介護度は2・12で、看取りの整備率は24・9%だった。」