今日も、新聞に、100億円(97億6千万円)の負債で破産した医療法人が載ってましたね。
医療法人は凄い勢いで業界再編が進んでますね。
こんな分析を見つけました。
(抜粋)
病院や診療所の経営は、年を追うごとに苦しくなっている。信用調査会社によると、2024年の医療機関の倒産は64件に達し、前年比56.0%増と過去20年で最多件数を記録。
さらに休廃業・解散も含めると662件にのぼり、地域医療を取り巻く環境がかつてない厳しさを見せている。
特筆すべきは、病院・クリニックともに民事再生による再建を目指す「再建型」ではなく「消滅型」の倒産が多いこと。
また、病院では10億円以上の大型倒産も目立つ。
(記事)
負債は、福慈会が債権者927名に対して66億7924万円、和伸会が債権者537名に対して30億8789万円。2社合計で97億6713万円。
福慈会は、1980年9月創業で、病院や診療所、介護老人保健施設を展開。名張市に胃腸科内科・外科等の診療所及び老人介護施設を有するほか、近年では神奈川県、埼玉県、東京都、静岡県、新潟県など県外にも積極的に診療所等を設けていた。相次ぐ事業所の開設により、2019年3月期に12億8956万円だった売上高は、2024年3月期に40億1001万円を計上。業容は拡大基調にあった。
急速な事業拡大に伴い多大な設備投資負担が生じたことから金融債務は年商以上に膨張していた。また、人件費や諸経費なども嵩み、2023年3月期以降、2期連続で最終赤字を強いられ、多忙な資金運営が続いたため、今回の措置となった。