今日、久々に、OOさんが涙ぐんでいらっしやいました。

今日、久々に、OOさんが涙ぐんでいらっしやいました。昨年の数字を目指して法人が一つになって行く様子を見て涙ぐんでいらっしやいましたが、今年、ものの見方と考え方を変え、マインドセットをし、チームビルディングをしているのですが、みんなのマインドが変わっていくのが理解できて涙ぐんでいるのです。

「今年は、法人の当たり前、マネジメントのスタンダードを作るよー」と研修の参加者に伝えているのです。なので、研修の中身は当初のカリキュラムとは関係の無い内容になっていますが、「ここだな」というところにフォーカスし、深く、ハリを刺しているのです。

みんな、良い管理者になりたいのです。部下から信用されて、経営者から信頼されて、自分がやっていることに誇りを持ちたいのです。だけど、今までは環境が許さず、「自分の身を守る」のに精一杯で。そんなことが長く続くと、それが、働く人たちの風土(カルチャー)になってしまっていたのです。昨年、何回も「OOさん、今日もOO先生が歩いていたよ。」と言ってました。OO先生とは職員さんのことです。

今の経営者は違います。「みんなに経営してもらいたい。勉強に必要なお金は掛ける。本物の管理職になってほしい。今の3倍の135億円になって、みんなで成功して欲しい。」と心から考えているのです。なので、私も「そこまでの決心でいらっしゃるのであれば、痛いとは思うけど、患部を鷲掴みしますけどよろしいですか?」と言って、通常のコンサルティングでは、あまり行っていない内容のコンサルティングをしているのです。

で、先月からゴシゴシやり始めたのですが、今日も、今の経営者に全力でついて行こうとする人、及ばずながら頑張ってついて行こうとする人、距離を置く人に分かれていました。距離をおいているかなと言う人向けには、「自分のやりたいように仕事したいのなら、ここの法人では無理だよ。どうしてもそうしたいというのなら、独立して自分で好きにやればいいさ。どうするかは自分で決めるんだね。」と。管理者はサッカーであれば試合をするためにピッチに立っているので、その選手が監督の方針に従わず「自分のサッカーとは違うからやらない。」と言うであれば、チームを離れるしかないでしょ? 今日いるメンバーは管理職で一般職ではないので。

だってね、チームの監督は、このグループを事業高135億円で15億円の利益を出すグループにすると言われるのです。そうなら、みんなが同じ方向に向かないと、とんでもない悲劇になるでしょ。例えば、事業高だけは100億円になったけど、締めたら10億円の赤字グループになっちゃてました的な。

コンサルティング会社で、こんなに真正面から人を触る会社もいないしコンサルタントもいないのです。だって人を間違って触ると返り血を浴びるでしょう。間違えたらコンサルタント生命を失うわけで。そんな仕事なのです、こちらの仕事は。だから、経営者の方には「痛いけどいいですか?」と事前にお話ししているのです。で、OOさんには、横でずっと見ていただいているのです。そして今日も、再三みんなに伝えたのは「職業人としての矜持」です。「いいかい、カッコよく仕事するんだよ。」「自分に責任が来ないような発言を繰り返す卑怯なまねはするな。」「火の粉がかからないように、やれないようなことを選んで言うな。」「自分の仕事に誇りを持ってやろうよ。」と。

で、費やして来た1年半の時間は無駄ではなく、伝わっているのです。そうだ!と言って、私にメールをくれる人がいます。研修会場で私の話にうなづく人たちがいます。下を向いたまま顔を上げず苛立っている人(心が痛いのです。例えば、同意したくないとかで)。私は、みんなの顔が見れるのでよく分かります。

そして、冒頭の話に戻りますが、OOさんが「凄い光景です。」と言って、みんなが真剣に話し合っている様子を見ていたのです、「こんなことは今までなかった。」と。昨年は数字に対する理解だったわけですが、今年は、人に対して、部下に対して、マネジメントに対して「変わろう!」と言ってみんなが真剣に取り組んでいるのに感動されたのです。

でね、「なんでみんなが逃げの会議をしているかというと、それは本部の会議がそうだから。それに経営者は、もの凄く怒るわけ。」と。本部の会議の仕方、作法を教えることにしました。「いい、本部の会議はね、例えればプロレスなの、分かる?← 絶対にわからないね(苦笑)。だから、本気であり、ショーでもある。筋書きは決まっていて、どのタイミングで必殺技が炸裂するか決まっているわけ、分かる?← 絶対にわからないね(苦笑)。」で、これから6ヶ月かけて、本部会議の仕方(お作法)をガッツリ行くことにしました。それをするとOOさんにお伝えしたのです。