時代が、この会長さんを求めたということですね。病院経営が良い方向に行くかもしれませんね。頑張って欲しいです。

しっかりした方が、会長になられたのですね。凄いことです。画期的です。

時代が、この会長さんを求めたということですね。病院経営が良い方向に行くかもしれませんね。頑張って欲しいです。

(記事抜粋)

全国約2600の会員を擁する「全日本病院協会」。その新会長に就任した神野正博氏が、人口減少時代における中小民間病院の厳しい現実と、それでも前を向く経営哲学を語りました。

「経済予測と違って人口予測は基本的に当たる」。この冷徹な事実を前に、地域医療を支える中小病院はどう生き残りを図るべきか。30年の経営経験と革新的な取り組みから導き出された、具体的かつ実践的な解決策にメディカルドックが迫りました。

我々の会員は、真の意味で経営に責任を持つ人々です。民間病院が主体ですから、理事長や院長は借り入れ時に個人保証を求められ、返済の重い責任を背負います。返済不能となれば、倒産か廃業という苦渋の決断も迫られる。そうした覚悟を持った経営者が集まる組織なのです。

問題の本質は、収益からコストを差し引いた利益にあります。物価高騰と賃金上昇でコストが急上昇しているため、いくら医療の量が増えても、利益がマイナスなら結果もマイナスになってしまうのです。 診療報酬の引き上げという議論も出ていますが、行政は価格を上げる代わりに量を絞る可能性が高い。総医療費を抑制しようとする力学が働くからです。

病院のあり方に関する報告書作成を、若手病院経営者に全面的に委ねる準備を進めています。委員会メンバーを刷新し、次世代の視点で未来を描いてもらいます。 私の世代の発想には限界があります。若い世代は、我々が想像もつかない革新的なアイデアを持っているはずです。その可能性に期待しています。

厚生労働省の方針に対応するだけでなく、我々から2040年、2060年の医療ビジョンを提示したい。強い決意を持っています。 国民向けのYouTube番組の制作も検討中です。3分程度の短い動画で、わかりやすく医療の現状と未来を伝えていきたい。国民との対話こそが、医療改革の第一歩だと信じています。