WJUは、原則、現地集合現地解散を基本としているので、私の仕事を1日中見ているコンサルタントはいません。また、見せたくないことがあるのです。が、今、新しくWJUに加わった、コンサルタントさんがいまして、私と一緒に動く仕事が多く、私の仕事を横で1日中見ている感じが数日続いてました。
見せたくないのは、私の「裏稼業」をしているところを見せたくないのです。裏稼業とは、非合法な仕事をしているのではなく、たとえば、「倒産するかもしれないけど、、、」とか「法人を売りたいのだが、、、」とか「理事長がおかしいのですが、どうしたらいいか分からない、、、」とか「法人が乗っ取られそうだがどうしたらいいか、、、」とか、経営者、奥様、息子さん、お嬢さん、番頭さんからの誰にも相談できない話を聞いて、対処する仕事です。
ここのところ、ずっと、電話やメールで、ある裏稼業の案件を進めていました。新人コンサルタントが、ここ何日か、この稼業をずっと聞いてて、電話がかかってくれば出て、メールも書いてを見てました。朝、私がため息ついているを見て、「相当大変な仕事なんですね。」と。だから「まあね」と。WJUのみんなに言ってないし、お金をもらっているわけでもないけど、こんな仕事を幾つか持ってて、同時並行で対応しているのを知って、「凄いですね。凄い仕事の仕方ですね。」「精神的によく持ちますね」「信じられない」的な。
で、今回対応しているのは、「これこれ、こういう仕事してんの」と話をし、「今日、決着がつくんだよ。」と。
で、連絡が来ました。
Aさん:本間先生ですか。
本間:はい。終わりましたか?
Aさん:終わりました。すべて、上手く行きました。ありがとうございました。
本間:よかった。よかったね。本当によかった。よかったー。いやー良かった。今、やっと笑えたわ。
Aさん:有難うございます。(声を詰まらせ)
いろいろやりとりがあり
本間:みんな、そんなことを言ってくれたんだね。嬉しいね。
Aさん:私もその時は、泣けました。
本間:そうだよ。頑張ってきて良かったね。私も泣けてくるね。
Aさん:そうですね、、、(もう、男泣き)
本間:私も泣けちゃう。(もらい泣き)
一つ、裏稼業が終わりました。
このブログを読んでいる皆さんは、経営者が男泣きする感じが理解できますか?
それは、経営者が、極限の中で勝負したということで、その勝負に臨むにあたり、不安や見落としがないか、不安定な精神状態の時が続くのです。その時、話ができたりアドバイスがもらえたりする相手がいるというのは大事ですよね。それを務めているのです、裏稼業で。まさに、コンサルタントですね。
今回の裏稼業は、WJUの仕事にも影響があるため、WJU社内の2人には一通だけメールを送ってました。「OOさんは、勝てば徳川家康で天下人、負ければ石田三成になって斬首刑です。O日、全てが変わります。」と。そして「OOさんは、徳川家康になりました。WJUさんが、後ろ立てになってくれているから、勝負できましたと言って、泣いてました。」と一文を送りました。
こんな仕事のメールを書いて送って打ち合わせしていたかと思うと、突然、キャッツ愛のコントの台本作っていたりするです。それを新人のコンサルタントは見てて「信じられない。」と。で、「本間先生の頭の中はどうなってるんですか?」と。
だから、いつも書いているように、常在戦場なので、幾つもの荷物を背負って歩きながら、いつも同時に幾つも仕事をこなしているのです。新人のコンサルタントは「私もそうなりたい。人から頼られるようになりたい。こんなように仕事がしたい。」と言ってました。私には30年以上のキャリアがあるのでね、少なくとも10年以上は修行を積まないといけないかもしれませんね。
連絡を受け、新人コンサルタントに、「勝負、勝ったよ。」と告げました。「良かったですね!」と彼も喜んでくれました。私はコンサルタントなので、最悪を想定してます。だから、勝負が付かなければ、何段階かの作戦は考えていたので、それを発動させなくて済んで、ただただ、安堵です。
75歳になって小説を書く時には、何話かで出てくるよねー。

