はじめに
本日はお忙しい中、HMSセミナーにご参加いただき、深く御礼申し上げます。本日は、「法人の将来と経営品質を左右する 「新時代対応型経営室」設置と運営の進め方」という内容での話です。私は現在、医療法人、社会福祉法人、民間介護事業者の事業計画、収支改善、内部統制、営業・ブランディング、管理職教育、中核職員研修、人事制度、ファシリティマネジメント、職員採用コンサルティング、入職1〜3年組の教育、双方向HP作成、ICTネットワーク化のコンサルティングを行っています。お陰様で、ほぼ、土日なく仕事をさせていただいています。個人でも20法人のコンサルティングを行い、会社全体では100法人を超えるご支援をさせていただいています。
最近、感じることがあります。それは、人口が増え、医療・福祉の需要が右肩あがり、報酬も上がっていく時代で経営してきた経営者の多くは、少子高齢化、働き手の不足、地域格差、地域医療構想、度重なる報酬改定減、地域包括ケアシステム、IT化の中で、苦しんでいる法人が多いこと。一方、この厳しさを増す時代の中、着実に成長して、次の時代へのビジョンを持っている法人が存在することです。この差はどこから来るかといえば、当然のことながら、経営力の差ということになり、その差がどこから来るのかを強く意識してみるようになりました。
そして、最近では、下記のようなお話しを金融機関もいただくようになり、医療、福祉、介護、就学前の社会保障に関連する事業は新しい価値観が必要になったのだと理解するようになっています。その理由の一番は、現在でも国の財政は厳しさを増しているのですが、最も財政的に厳しいのは、現在ではなく、2025年〜2045年の20年間と言われていて、さらに厳しい経営環境が待っていると考えなければなりません。
(WJU HPより)
ある金融機関から相談にのってほしいと連絡がありました。その会談の中で「ここに来て、融資先の医療法人、社会福祉法人、株式会社の勝ち組と負け組がはっきりしてきて、回収が難しい案件が出てきている。WJUのお仕事ではどうですか?」との問いかけがありました。
私は、現在の経営環境の中で、次の時代に生き残るために最も必要な要件とは何かを考えるとき、経営者を支え、経営者に正しい決断をさせることができる機能として、経営企画室の設置を進め実行しています。お陰様で多くの法人で実際に機能している法人、構築中の法人、準備している法人があります。今日は、事例も含め、さまざまなお話しをさせていただきたいと思います。
本日は、よろしくお願いします。
当日、直接来ていただいて参加も可能です。
今回は医療法人のご参加が多いのに驚きます。要するに、厳しさが増しているんですよね。社会福祉法人さんと置かれている立場が違いますよね。しっかりお話ししたいと思います。