数字でも分かる、戦国時代(淘汰の時代)の始まり。松山先生がご指摘になっています、「社会福祉法人の余剰資産の再配分を」。

今日の日経新聞です。ご興味があればご確認ください。

ポイント3つです。

1 「医療供給体制の過剰投資の解消不可欠。」

2 「収入大幅減の事業体もあり、淘汰本格化も。」

3 「社会福祉法人の余剰資産の再配分を。」

 

社会医療法人 集計数 278。平均経常利益率 2.9%。赤字 52(18.7%)。0-10% 206(74.1%)。10-20% 19(6.8%)。20%- 1(9.3%)

社会福祉法人 老人専門 集計数 2142。平均経常利益率 2.4%。赤字 724(33.8%)。0-10% 1221(57.0%)。10-20% 178(3.3%)。20%- 19(0.3%)

社会福祉法人 障がい者専門 集計数 1008。平均経常利益率 6.6%。赤字 175(17.3%)。0-10% 538(53.3%)。10-20% 243(24.1%)。20%- 52(5.1%)

社会福祉法人 保育専門 集計数 991。平均経常利益率 7.5%。赤字 140(14.1%)。0-10% 605(61.0%)。10-20% 213(21.5%)。20%- 33(3.3%)

社会福祉法人 複合体 集計数 602。平均経常利益率 3.7%。赤字 111(18.4%)。0-10% 413(68.6%)。10-20% 70(11.6%)。20%- 8(1.3%)

 

驚くのは、老人専門の社福の3法人に1法人が赤字ということです。赤字 724(33.8%)/2142。

利益率トップは、保育の 7.5%が一番高いのですが、すでに、需要はピークアウトしています。← あと5年〜10年の事業です。

障がい者事業は、数字的にも収益性の高さで群を抜いています。みて、いただきたいのは、経常利益率10%の比率です。

経常利益率が10%の比率:障がい者は 29.2%。保育は 24.8%。老人は 3.6%。複合は 14.9%。障がい者事業は3法人に1法人の割合で経常利益率が10%以上です。

経営者はどの事業を新規事業で選ぶでしょうか?

 

さらに、こんなこと考えたことありませんか?

老人事業:80歳からお世話したとして、100歳までで20年間のご利用者様。

障がい者事業:20歳からお世話したとして、100歳までで80年間のご利用者様。