難しい案件です。経営の真実の姿は、多分、もう法人の方より知っている部分が多くあります。
今のままでは、10年先には、大変難しい状況になっていることも容易に想像がつきます。WJUは法人のサステナビリティのために仕事をしています。なんで、なんとかしなければなりません。けっして一人よがりではありません、経営層の半分の方は同じ危機感を持っています。しかし、動かない人がいます。
こんな時でも、コンサルタントとして一番考えなければならないのは、法人を2つに割って、お家騒動を起こしてしまうことです。これだけは、絶対に行ってはいけないし、避けなければなりません。
では、どうするか? なんで、ずーーーーっと考えています。法人の中で争いにならないように、一つにまとまって経営課題に取り組めるようにしなければなりません。この法人さんには、富士フィルムになっていただき、決して、イーストマン・コダックになっていただきたくないので(居心地の良い椅子の座って居眠りをしていた。みたいな)。
最悪は、たぶん、経営者には、疎まれて二度と法人の玄関に入ることはないと思いますが、これが、この仕事をしている人間の、心意気で、使命感で、責任感で、当然の行動です。
私は、素敵な若い職員さんたちが沢山いる法人さんだということを知っています。若い方たちは、みんな相当な危機感を持っているのです。危機感の前に思考停止になっているのは、現状を変えたくない経営層だけです。ここの若い職員は現場で仕事しているので、どんだけの危機が迫っているかわかっているのです。お城に入ったままの方たちには分からないのです。法人が置かれてる立場が。
私は、ただただ、「良い法人」という器を残したいだけです。もうこれで、ここの法人さんの仕事が手仕舞いになってもなんも惜しくありません。お陰さまで必要としていただいている法人は他にもあるので。
視点を変えて
サステナビリティを目的に仕事をしていると経営者を触ることにもなります。先日、「本間さんがなんで、あんなことをするのか考えていた。私は思ったんだ、本間さんはこの法人を乗っ取ろうとしているんだと。ずっと思っていたよ」と言われてしまいました。
超ーービックリしました。あまりのお言葉に(申し訳ありませんが、そこまでの法人さんではありません。← すみません)。
言われて、思わず、立ち直るのに、少し時間が必要でした。
なんで、「理事長、私はあの時、こう思ってましたよ、『これで法人を守れたし、理事長をまもれた。』って。」「理事長。第一、この法人を乗っ取るメリットがどこにあります?」「私は、何年かたったら、『あの時は、よくぞ、やっくれた、お礼をいいます。』って絶対言われると思っています。」とお話ししました。
いろいろな考え方があるんですが、経営者がそこまで考えるくらい、WJUは問題があれば、中に入りますし、ガバナンスを触るのです。WJUは、法人のサステナビリティのために仕事をする集団です。決して、お金に魂は売りません。法人が良くなるために、リスクを恐れず、全力で真正面から仕事します。
こんなコンサルティング会社はないはずです。法人に感謝されても、「乗っ取るつもり」と言われるのはつらいですね。← こんなことを言われることはいままでありませんでした。初めてのケースですが、、、
たぶん、今までも、今は関係がなくなった法人さんで、WJUがきっかけで法人改革が行われた法人さんがいくつもあります。きっかけを作っただけでWJUの収入にならなかった法人さんはありますが、なんとも思っていません。
WJUも人が少しずつ増えており、いろいろな仕事をいただくようになりました。WJUは、けっして、この仕事のスタイルを変えることはありません。
この気持ちを持ち続けて仕事をすることが、「WJUのサステナビリティであり、ゴーイング・コンサーン」だと理解しているので。
WJUプライドです。