私もHMSエリートの宿題を負ってまして、、前回のHMSエリートで「私、回復期リハやりまーーす。」と言って、今、作ってます。回復期リハの課題と論点です。これで方向性がわかりますよ。

課題(案)

1 医療の提供体制
届出病床数は増加傾向、入院料の区分別にみると、回復期リハビリテーション病棟入院料1と入院料2が多い。
回復期リハビリテーション病棟を有する医療機関で、他の入院基本料の届出状況をみると、入院料1では、一般病棟入院基本料(7対1と10対1)と療養病棟入院基本料を持つ医療機関の割合が多く、入院料2と入院料3では、一般病棟入院基本料(10対1)と療養病棟入院基本料を持つ医療機関の割合が多い。
回復期リハビリテーション病棟を有する医療機関のうち、訪問や通所でのリハビリテーションの実施状況をみると、訪問リハビリテーションは約30%、通所リハビリテーションは約44%の医療機関が実施していた。

2 患者の状態と医療内容
入院患者の約66%が75歳以上となっている。
認知症日常生活自立度をみると、約17%の患者は自立している一方で、約28%の患者はランクIII以上であった。
入院患者の入棟時の日常生活動作(ADL)の指標をみると、入院料1については低い点数の者が多く、入院料3については高い点数の者が多かった。
入棟時と入棟後3か月目とで、日常生活動作の指標の点数の差(改善状況)を、75歳以上と75歳未満で分けてみると、年齢にかかわらず、0~10点の変化幅の患者が最も多かった。
入棟後3か月目のBIの改善についてみると、入院料1及び入院料3は0~10点の変化幅の患者が最も多く、入院料2は10~20点の変化幅の患者が最も多かった。 ・在宅復帰率別に病棟数の分布をみると、在宅復帰率60%以上の病棟がほとんどであるが、入院料3では、約20%の病棟が在宅復帰率60%未満であった。

 

論点
回復期リハビリテーション病棟は、主にADL向上による寝たきりの防止と在宅復帰を目的としたリハビリテー ションを集中的に行うための病棟であるが、効果的なリハビリテーションが提供できるよう、
できるだけ早期から集中的なリハビリテーションの実施を推進するような評価のあり方
リハビリテーションの提供量だけでなく、アウトカムにも着目した評価
のあり方等についてどのように考えるか。