まあ、同じ感じなのでしょうね、行政の人たちからすれば。

今週、ある病院さんで職員説明会を行う予定です。「地域多機能病院になる。理由は?」という話を50分させていただくことになっています。

そうなると、在宅医療と在宅介護、住宅、生活支援は標準装備になって行きます。

ここの病院さんは、法人が大きいので投資ができて人も組織もついて行けます、国の政策に。

しかし、体力が無い病院さんはどうするのか?病院さんは「今さら、そんなにハードルが高い変化を求められても、、、お金もないし。」と言うかもしれません。

国は、「今まで、さまざまな言い方で政策の変化を説明してきたし、いろいろな言い方で変化を求めて来たはずです。」と言うだけですね。

法律家の話ですが、こんな格言があるそうです、「法の下で眠るものは救わない。」。内容としては、自らの権利を得るために真摯に努力をしなければ、それにふさわしい法的効果を手にすることはできないし、また、それを与えるべきではない。

まあ、同じ感じなのでしょうね、行政の人たちからすれば。

はじめに

2012年を境にして、国は、2025年改革シナリオ(医療供給体制の改革)に着手を進めてきました。全ては、2040年の日本の姿から逆算して医療・介護の供給体制を整備するためにです。そして、第8次医療計画(地域医療構想、その他を含む)が策定され、いよいよ、日本医療供給体制が示されるとともに、医師の働き方改革、2024年のトリプル改定と政策を制度に反映させ具体的に進めることになりました。

第8次医療計画(2024年~2029年)の内容は、国が2040年に向けての医療保険サービスのあり方(設計図)というべき内容が示されました。多くの2次医療圏での勝負が決まると理解しています。法人は、2040年モデルの戦略をもち、医療圏の中で明確なポジションを確保することが求められます。経営者は、従前の価値観を変え、生き残るために何をすべきかを考えなければなりません。その内容は、医療法人の経営者に従前の価値観を変えること。言うなれば「新しい経営スタイル」を求めていると考えます。

病院は、この変化に果敢に挑戦し、地域包括ケアシステムの拠点病院を目指すとともに、OO病院としての地位も確立したいと考えます。また、何よりもOOOOOOOを支持していただいている地域の皆様の拠点病院であるために何が必要かを病院の職員、介護の職員とともに考えてゆきたいと思います。そのためには、病院で働く皆様に病院の方向性を共有するとともに、新しいOOOOO病院の姿を考えたいと思います。