ご愛読いただいているみなさまに、使える話です。

日頃のご愛読に感謝してネタを一つ。

「はーい、ホワイトボード見てください。① コンプライアンス ② 業務リスク ③ 労務 ④ ハラスメント。ここに集まっている管理職のみなさんは、リスクって言われると、①②③④の順に考えるでしょう? でも、なかなか若い子に伝わらないよね、ですよね。理由はね、若い子たちは、みなさんの逆からリスクの優先順位を考えるんです。なんで、話がかみ合わないんです。そう、彼らは、リスクっていうと、④③②①なんです。彼らは、ハラスメントかどうか、とか、これは労務上どうなんだろうか、とかが先なんでです。ある意味では、権利意識が強いからで、責任とか義務というのはそのあとなんです。」

 

「だから、管理職は当然と思って業務指示出しても、彼らは価値の順番が真反対だから、なんか、かみ合わない。彼らの思考回路を理解して管理職はマネジメントしないと、パワハラ、モラハラって言われてしまうわけです。労務とハラスメントは、元々、コンプライアンスの中に入っていたのですが、ここにきて、労務とハラスメントは外だししました。この意味は大きい。法人や管理職は特に気をつけないといけない。」

 

「いいですか、ここに23人管理職が集まっています。みんなが同じ価値観を持って、マネジメントしてください。この中から、一人でもいい加減なマネジメントや自分勝手なマネジメントをすると、『あそこはハラスメントがある法人』と言われてしまいます。いいですか、全体に全員が同じ価値観をもって、マネジメントに当たってください。何度もいいますよ、一人でも下手うてば、あそこはっていわれるんですよ。」

 

「では、業務命令とパワハラを定義して、理解しましょう。そして、業務命令とパワハラの境目をここにいる全員に理解していただきます。はい、グループ討議でーす。、、、、」