今日は、法人さんで人事考課についてのインタビューです。こちらの法人さんは、インタビューを受ける人がみな落ち着いていて、しっかり自分の考えを語るような職員ばかりでした。当たり前のようですが、なかなかできないことなんです。すごいなって思いました。
ここの法人さんは、自己評価をしています。上司による評価が行われています。しかし、問題なのは、ここからで、
① 上司の評価がコメントのみ。例えば「このまま現場を盛り上げてください。」← これを評価とは言いません。
② 上司評価(一次考課)、法人からの最終評価(二次考課、最終考課)が開示されて、本人に説明がない。
③ 考課者訓練が行われていない。
④ 評価表の内容が曖昧なため、実務の改善に結びつかない。「よくできている。できている。普通。」← これでは、責任持って評価できない。
⑤ ルール、評価基準が決まっていない。← 業務標準、他。
なんで、本人は、振り返りができず、改善ができず、どこがストロングポイントかも分かりません。こうなると、職員はどうなるかというと、上司の機嫌取りが一番評価を受けることができると考えるようになります。また、大きな事業所では、考課者1人に、被考課者20人となっています。これは、無理があります。
ここの法人さんのポイントは、「標準化とマネジメント」+「風土(カルチャー)」です。標準化というと「画一的」という表現で理解させるとしたら、それは違います。