ファシリティマネジメントマニュアルの作成
- 法人は、事務長(経営を司する)の下、ファシリティマネジメントマニュアルを作成し、以下のマネジメントを行う必要がある。
- ファシリティマネジメントの対象資産の洗い出し。
- 対象資産を分類する。
- 対象資産ごとに、ターゲットを設定する。
- 予防保全の計画を策定、および、チェックリストを作成する。
- 予防に必要な部品などのリスト化を行う。
- 毎年決められたチェックリストに基づいて確認作業を行う。
- 大きな修繕が発生することはいくつかシミュレーションしておく。
→ ファシリティマネジメントマニュアルの作成が必須。
ファシリティマネジメントのポイント
- 担当者を置く。担当者には、適切な教育を受けさせる。
→ 担当者に知識が無さすぎるのが、問題の全ての始まり。しっかりした教育訓練を行うこと。
- 担当者任せにしない。
→ 担当者が離職などで常に入れ替わることが、非常に多いのが現実。
- 業者任せにしない。
→ WJUでは、避けるべき状況と説明しています。
- 短期、中期、長期のメンテナンス計画を立てる。当然、予算を入れる。
→ 電装系、空調系、証明系、給水配管系、修繕系、災害によるクラック系、防災系、他。
- 建物の建て替えまで予定に入れる。
→ 病院、施設は50年で建て替えを前提に計画を立てる。(経営者が、2世代、3世代分)
- 建物の図面を最新版で保管する。
→ これが意外とできない。そのために、必要以上の金額が必要になることがある。
- 最新の情報を管理する。
→ メンテナンスに関わる技術革新は、常に、行われている。情報取集は必須。
- アウトソーシングも考える。
→ 法人の側に立って、最適な判断ができる会社にアウトソーシングするのも必要。
経営者、役員、関係者が認識を変えることが第一の課題
- 経営者がお金が出て行くばかりのファシリティマネジメントが大嫌い。
→ 経営者の認識を変えさせる知恵が必要。
→ 建て替えたら幾らかかるのか? 給水配管から漏水した時のリスクは? 理解してていただく。
→ どうしたら、最大限、安くファシリティマネジメントできるかを可視化する。
→ 業者任せがいかに怖いかを理解してていただく。
→ ファシリティマネジメントは利益を生むものと、しっかり、ご理解いただくこと。
→ ファシリティマネジメントを、理事、評議員、事務長、部長に「大事なもの」と理解いただく。