昨日、正座して試合を観ていましたが、あっと言う間に2点取られて、結果、3-1で負けてしまいました。結果が全てです。
カタールは、初優勝です。だから、前は、弱かったわけです。
では、なぜ、強くなったのか。それは、カタールは、目的、目標、戦略、戦術をしっかり立て、着実に実行していったためです。
1 国が、「国威高揚」のため、世界で最も人気のあるサッカーを国技にすることを目的としました。
2 目標として、アジアチャンピオンになりFIFAワールドカップを開催する目標を掲げました。
結果、次回のワールドカップはカタールで開催されます。そして、今回のアジアチャンピオンになりました。
3 戦略は、① スペインモデル。② 世界で成功している育成モデルの導入。③ 優秀な選手をスカウトし自国籍取得。④ 自国リーグに各国の優秀な選手を招請。
4 戦術1:スペインモデル スペインの指導者を招聘し、パスサッカーと組織でディフェンスするサッカーにスタイルを変えました。
戦術2:アスパイアアカデミーを創設し、サッカー選手を小学生から育成。どの年代になっても国のスタイルがすぐにできるように徹底した教育と技術向上を図る。
戦術3:今回のアジアカップ得点王は、元々、外国籍の選手。積極的なスカウトを展開。
戦術4:スペインのシャビアロンソは、カタールリーグでプレー中。今度は、ドルトムントの香川(日本代表)がカタールに移籍?
5 成果は、2014年には、アジア U-19で優勝。そして、今年は、アジアカップ制覇。
ちなみに、カタールでは、「フットボールスキル開発センター」というものがあるらしく、6歳から11歳までの入学候補生はそこでプレー、さらに有望な選手は8歳の時に「アスパイア・フィーダー・グループ」というグループに選ばれて、育成されていくようです。
まあ、カタール版「虎の穴」ですね。なんで、何人もの伊達直人が誕生していったと言うことです。
みなさん、勝つと言うことは、「半端ない。」ってことを伝えたくて、これを書いています。
「なんで、うちの法人はだめなんだろう?」と考える前に、「普通にやっていたら、ダメなんだ。」と気づくことが大事な訳です。
要するに、優秀な法人、優秀な組織、優秀な国は、「物の見方と考え方」が違うし、「マインド(素)」が違うんです。
目指すのは、優秀ではありません、「異次元」です。
私も、いつも「異次元」を探している一人です。みなさんも探しましょうね。
みなさん、頑張ってカタールになりましょうね。それが、2040年モデルで生き残る法人の条件です。
このテーマは、3月1日の経営企画室のテーマです。