5/27 am 管理会計のセミナーがあります。お待ちしてまーす。

はじめに

多くの法人には、財務・会計のプロと言われている顧問税理士や顧問会計士がいます。しかしながら、一般病院の4割が赤字、社会福祉法人の3割近くが赤字、株式会社の3割が赤字(WJU調べ)という現状です。税理士や会計士が財務・会計のプロがサポートしているはずなのに、なぜ、赤字になるのであろうか?

そもそも、財務諸表はその法人の過去を表にしたものであって、「数字で見た結果」にすぎず、法人の将来のために必要である、何を、どのように、いつまでに、どれくらい、幾らで変えればいいか、という事業運営の重要な情報を示すものではないのです。

私は、多くの医療法人、社会福祉法人にコンサルティングで財務・会計を支援していますが、医療法人では「訪問看護、訪問リハ、看護小規模多機能のことが分かっている。」という財務・会計担当者に出会ったことがありません。「今、どれくらいの坪単価で病院が建つか知らない。」、「今、職員をどのように集めたらいいかが分からない。」。社会福祉法人では、「2040年モデルの事業は何が正解なのかを知っている。」財務・会計の担当者はいない。また、「今、一番利益が上がらない事業が特養だ。」と理解している人はいない。顧問の税理士や会計士では、特養に加算が幾つあるかなど理解しているという方に出会ったことはありません。

以上のようなレベルで、財務・会計のプロと呼べるのだろうか?  私は、「法人経営者に、昔の古き良き時代の顧問税理士ではなく、生き残りを賭けて戦う時代の2040年モデル仕様の財務・会計顧問とは何か?を理解して、経営のパートナーを選ぶことが大事です。」と経営者に説明をしています。なぜなら、財務・会計は、2040年に向けて新しい視点で考えなければならないからです。

これからの時代は、利益を上げ切る強い法人経営が求められます。そのために、財務は償却で経営を考え、会計は管理会計で考えなければなりません。そして、WJUメソッドで進める管理会計は、「経営管理・経営マネジメントシステム」です。WJUの管理会計は、現場が理解し、現場が考え、現場が利益を出し切るマネジメントシステムです。メソッドに沿って実行すれば、確実に数字が変わり、成果が期待できるものです。

今日は、セミナーの管理会計のメソッドを理解することを主眼としています。本日ご参加の皆様、管理会計で成果を出すためには、マネジメントシステムにすることが必要であることをご理解いただき、法人内でご検討いただきたくお願い申し上げます。最後は、マネジメントにかかっているのです。

本日のセミナーが、ご参加の法人それぞれに受け入れられて、経営に資するものになることを、強く、望んでいます。