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1000年前にも同様の状況があった。

日本は、1000年に1回のスーパーサイクルに入っていると専門家が指摘している。

850年 出羽国地震( 日本海側に津波 )

856年 京都地震

857年 霧島山噴火( 韓国岳 )

860年 雲仙岳噴火

863年 越中・越後方面に大地震

864年 富士山噴火 青木ケ原溶岩流

868年 神戸方面に大地震

869年 東北地方大地震 巨大津波(仙台平野深くまで、広く浸水)

871年 鳥海山噴火

878年 関東諸国に直下型の大震災

880年 出雲に大地震

881年 京都に大地震

887年 南海大地震 巨大津波

888年 八ヶ岳 山崩れ洪水 松原湖形成 死者多数

890年 京都に地震

915年 十和田湖の大噴火(過去2千年で、日本最大の噴火)

(史料は、菅原道真編集の類聚国史(るいじゅこくし)災異編)

【東日本大震災】

2011年3月11日14時46分、三陸沖の深さ約24kmを震源として発生。震源域は岩手県沖から茨城県沖の幅約200km、長さ約500kmの広範囲に及び、地震の規模を示すマグニチュードはM9.0を記録。M9.0は超巨大地震に分類され、19世紀終盤からの世界観測史上数回しか発生せず、1900年以降4番目の大きさであり、日本国内では観測史上最大の地震として記録された。この地震による死者・行方不明者数約1万9千人の大半は東北の3県が占めた。

この地震により、大規模な津波が発生。最大で海岸から内陸部6kmにまで浸水、岩手県三陸南部、宮城県、福島県浜通り北部では津波の高さが8m~9mに達し、最大遡上高40.1mを岩手県大船渡市で記録。この記録は1896年の明治三地震を上回った。また、宮城県北部で最大震度7、岩手県から千葉県にかけて震度6以上を記録。関東地方の埋め立て地を中心に大規模な液状化現象が発生した。一方東北太平洋岸では、地盤沈下による浸水被害が長期化し、余震も過去に例のないほどの発生を記録している。

さらに、従来には無かった、地震と津波による原子力発電所(福島第一原発)の事故により、現在も10万人を超える被災者が避難を余儀なくされている。

~当時の新聞報道より~

厚生労働省によると、被災した岩手、宮城、福島の3県で介護施設52か所が全半壊し、約490人の入居者が死亡・行方不明となった。ほとんどが津波の被害だった。

2011年の人口動態統計で、東日本大震災による死者は約1万9千人。

震災による死者のうち60歳以上は1万2,006人で、約6割を占めた。

宮城県沿岸部で震災前の障害者手帳所持者は計2万9,185人(重複所有者含む)のうち障害者手帳所持者の3.5%にあたる1,027人が震災により死亡。同地域住民全体の死亡率との対比で2.5倍。

21世紀は「大規模災害の世紀」と心得る。

3.11では、今までの災害対策・BCPは通用しなかった。

日本政府は従来の想定基準(数百年の記録から)を捨てた。

これからは新想定基準(千年単位の記録から)で考える。

そして、災害対策・BCPは、大地震と津波だけに備えればいい時代は終わった。 

大規模災害 ( 豪雨  深層崩壊  河川の氾濫 )

感染症によるパンデミック  鳥インフルエンザ  SARS  新型ウイルス )

災害対策、リスクマネジメント、BCPを包含する「危機管理マネジメント」という概念が必要。

米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園で6月にテント型宿泊施設に滞在した旅行者4人がハンタウイルスに感染し2人が死亡。8月末までに同施設に滞在した旅行客約1,700人も感染の恐れがあるため、同公園が確認を急いでいる。ハンタウイルスはネズミなどの排せつ物から人間に感染。1~6週間の潜伏期間の後、発熱や頭痛などの症状が出る。有効な治療法はなく、約30%が死亡する。同公園は世界自然遺産に登録されており、世界中から毎月、数千人の観光客が訪れる。日本からの観光客も多い。

米疾病対策センター(CDC)は8月31日、新型の豚インフルエンザ(H3N2型)による初の死者が出たと発表した。死亡したのはオハイオ州に住む61歳の女性。もともと持病があり、豚と接触して感染した。このウイルス株は、2010年に米国内で初めて見つかった。今年に入ってからの感染者は289人で、CDCは、リスクが高い5歳未満の幼児や65歳以上の高齢者などに、豚との接触を避けるよう求めている。

2009年中国地方で梅雨停滞前線により降り続いていた雨が7月21日朝からさらに恐怖を与える恐ろしい勢いで雨を降らせた。その日、防府市の雨量は1時間に70.5mm、24時間で257mmという今までに経験の無い量に達した。1時間に20mm以上、降り始めから100mmを超えると土砂災害の警戒が必要とされるが今回はその水準をはるかに超えていた。その結果、242箇所でがけ崩れなどが発生し、死者17名、全半壊建物51棟、床上浸水606棟、床下浸水2,585棟の大規模災害に発展。

防府市大字真尾(まなお)にある特別養護老人ホーム「ライフケア高砂」(要介護度3以上・収容能力約100人)の裏山が昼ごろ崩れ、大量の土砂が流入し1階食堂で食事中の45名の入所者中7名が土砂に巻き込まれ死亡した。この特養ホーム施設がある地域は、土砂災害防止法(2001年4月施行)に基づき2008年3月、山口県によって「土砂災害警戒区域」に指定されていた。

災害に直面した時の心得

    • 経営者は、覚悟し、自ら決断して責任を取る危害を持つ。
    • 決断、即、行動が、患者、利用者、職員、家族を守ると心得る。
    • 避難行動等には空振りあり。一番いけないのは動かないこと。