国は、柔軟に対応するべきと考えますね。最後は、リーダーシップだと思います。ここは、国のリーダーの出番かと。

「夏の全国知事会議が7月28日、奈良市で始まり、複数の知事が新型コロナウイルスについて感染症法上の分類を見直し、厳格な制限を伴う『2類相当』から引き下げるよう訴えた。」

「現行の2類相当では、すべての感染者の行動履歴をさかのぼる『積極的疫学調査』が求められる。これにより自宅待機する濃厚接触者が多くなり、神奈川県の黒岩祐治知事は『社会経済活動が止まろうとしている』と指摘した。」

「北海道の鈴木直道知事は『オミクロン株では99%が軽症・無症状という現状を踏まえ、全件把握が必要か議論を進めてもらうことが重要だ』と訴えた。ほかに知事会は検査キットの安定供給などを国に求めており、緊急提言としてまとめる方針。」

感染急拡大に対する新たな対策について

本日、政府から、全国で急拡大する BA.5 系統による感染に対し、各都 道府県が従来のまん延防止等重点措置以外に地域の実情に応じた多様 な対策を講じることを、国として支援する新たな枠組みが示された。昨日全国知事会が決議した「新たな変異株の感染急拡大に対する緊急建議」に早速に対応いただき、幅広く現場の実情に応じ選択が可能な対策を提示されたことを評価する。

現在、BA.5 系統等による新規感染者数の爆発的増加により、現場の負担は飽和状態になりつつあり、地域によっては医療逼迫等が起きるな ど、日を追って感染急拡大の影響は深刻化している状況にある。政府に おかれては、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の取扱いを検討するほか、医療や保健所の体制強化を含め、BA.5に即した実効性ある対 策や財政措置など、なお一層現場の実情に沿って更なる力強い対策を速 やかに講じていただくよう強く求める。

令和4年7月29日
全国知事会 新型コロナウイルス緊急対策本部

本部長・全国知事会会長 鳥取県知事 平井 伸治  本部長代行 福島県知事 内堀 雅雄