「理事長、コンプラ違反って言われないように、時代の変化を理解しましょう。」って言います。

今日は、この際、内部統制をちゃんとやろうという社会福祉法人さんの初日です。年間に2〜3人しか辞める人がいない。立派な法人さんでした。素敵です。長いおつきあいになりますが、頑張ってご支援してゆきたいと思います。

雨にたたられてしまいました。大雨を追っかけて仕事し、大雨をおっかけて北に移動です。

 

離職を考えるとき、いつもこういうことをお話しします。

今の理事長さんたちの世代は団塊の世代です。あのころは年間270万人もの赤ちゃんが生まれました。貧しい幼少期、マンモス校、超競争社会、高度成長期、豊かさへの憧れ。貧しい中から這い上がり競争をかいくぐって成功を勝ち取って行った経営者たち。今ではかんがえられないような話しですが、「女の子はお尻触られて一人前。」なんて言われました。残業は当たり前。飛行機も新幹線もタバコの煙だらけ。先輩に誘われたら断れない。社内運動会なんてものもありました。このブログをお読みになられている方は、ジブリの「コクリコ坂から」をイメージしていただくと分かります。

しかし、このような環境で働いていた理事長に使われているのが、ゆとり世代の20代〜30代。もし、お尻なんてそわろうもんなら、弁護士が出てきて「セクハラです、あまりのショックでうつになり働けなくなりました。ついては生涯年種の7割で手を打つます。示談金は2億円です。払いますか?裁判にしますか?」なんて言われかねない。何がいいたいかと言えば、時代は変わったのです。

彼らはやる気がないのではありません。これが普通なんです。

理事長や役員のみなさんには、「お互い分かれっていうのは無理ですよね。あまりに育った環境が違いすぎます。」「理事長、理解できないのであれば、外国人でも雇用したつもりまで意識を変えていただかないとお互い不幸になるかもしれませんよ。」っていうことがあります。そうしないと「今のままの調子で人を使うと、「理事長、コンプライアンス違反(内部統制構築義務違反)!」って言われるかもしれませんね。」とお話ししています。理事長は「我々にとっては常識なのに、本当に難しい時代になりましたね。国はどこかで間違ったのではないかな。」と言われたりします。

「人を使うは苦を使う。」と言われますね。本当にそうだと思います。