全社的内部統制は法人経営の土台。やっぱり、経営者次第なんですよね。

全社的内部統制は建物でいえば土台です。法人で言えば、風土・文化、カルチャーです。カルチャーは経営者がつくるものです。優秀な全社統制がある法人は、働く人に自由度が認められているのと同時に統率された組織をもっているものです。要するに、何をしてもよくて、何をしてはいけないか、働く人は理解していて、向かうべき方向が示されている。経営的視点が常に決定のプロセスに反映されています。

本間が全社的内部統制があるかないか現状調査に入る時、まず、法人内にどんな会議が存在し、何が決められているのか確認します。法人のカルチャーなので、経営者の意思を徹底して伝えていく全社統制、法人統治もあれば、守るべきことが周知されていて現場が自由に考えて動き、その活動に対して内部監査が行われる法人統治の方法もあります。これは、経営者の考え方の違いでしょうね。

 

本間は、多くの法人さんに行きます。ほんと、全社統制は法人ごとに違います。そして、全社統制の出来、不出来は業績に直結します。よく言われる「経営が違うんだよね」って、全社統制の違いなんですよね。

 

どちらのスタイルであろうととも、これからは以下のマネジメントは求められることになります。

1 経営者は新しい時代を理解する。

2 内部統制規定をしっかり作る。

3 理事に経営者教育を受けさせる。

4 内部監査体制をしっかり作る。

5 執行・監督・監査の体制を作る。