初めての法人さんい行って30分もしないうちに、「じゃあ、資金繰り表を作ろうかね(苦笑)。このままだと間違いなく倒産だからさ。」と。ねっ、常在戦場でしょう?

昨日の夕方から夜、そして、今日と、常在戦場を自でいくよう2日間でした。新人の男子コンサルタントが「突然はじめって、、後ろで見ている分は楽しいけど、、、」と言ってました。そして、「先生が、研修で言っていることって、これのことかと思いました。」と。

多分、私の話では届かない、LIVEの緊迫感はかなりの臨場感で伝わったと思いますね。

どんな話かというと、昨日は、急患案件ではあったんですが、資金に余裕があり、原因がはっきりしていたので、比較的に急患案件の中でも難しくは無い案件と理解して資料を作り、職員に説明しようかと思っていたのですが、、、。

始まる前に、法人を守りたい有志が12名くらい私のところに来て「先生! 話を聞いてください。私たちは法人を良くしたいと本当に考えているんです。理事長が先生にお話している状況では無いのです。よろしくお願いします。」と皆真剣で。

「分かりました。では、職員さんへの説明は今日は辞めましょう。では、ホワイトボードを持ってきてください。」と言って、話を始めてから3時間20分。いろんな話を聞き、いろんな話をしました。

結論は「では、理事長から業務執行の権限を預けて貰えばいいね? あとは、資金繰りをしないといけないから、資金調達だね。経営チームをやってくれる人はいるの? ここにいる全員は困るので、5に人して。だから、あなたとあなたとあなたと」と。

集まった職員さんが「理事長は、人の話は聞きません。私たちの話なんか全然です。他人の方には、はじめはいい話をするんです。でも、話がどんどん変わって、元どおりです。」と。

私から、「じゃあ、明日、私が理事長のご自宅に行って、私がしっかり説明して、そうしていたけばいいね。」。

集まった職員さんは「それで上手くいくとは思えない。今まで、理事長に話しをしてそのようにさせた人はいないので、」。

私は笑いながら「じゃあさ、私の話を理解してその通りに動いたら、史上初めて理事長にいう事を聞かせた男になるわけね(笑笑)。」。集まった職員さんは、全員「……………(能面)」。

私から、「明日、もう一度来るから、全部の通帳と残高のコピーを揃えて。総勘定元帳、取引先契約書、請求書を揃えておいて。あと、職員さんの一覧表、給与台帳、固定資産台帳ね。」。

今日行って、いろいろ調べましたが、よく分かりました。全然、利益が上がっていない(赤字決算を続けている状態)のに、修繕や今やるべきことでは無いことを沢山として、モラルが低下して稼働がガタ落ちで、何より、給食は数千万単位の赤字で、それをずーっと放置、さまざまな委託料も見直すことなく放置。

結果、1億数千万円あった現金のうち9千万円近くが、たった1年で消えていました。9千万円程度?と思いますか?だって、ここの法人は4億円の法人さんですから、その多さがお分かりのことと思います。

今日、理事長にお会いして「理事長、随分とお金がなくなりました。こちらの金額が昨年の残高証明です。そして、こちらの数字がこの3月末の予想です。今のままでは、今年の賞与が危ないです。」と。

理事長は、静かに「そうか、、、わかった。」と。そして、私からは「良かったです。このままだと間違いなく倒産です。でも、これで間に合ったと思います。」と。

私は「こちらの法人は、ちゃんと経営すれば黒字になって残ります。私は、この半年の話をしているので無いのです。正常な状態になっても、あと15年くらいで来る建て替えには資金的に耐えられないです。」と。

そして、今日の時点では、理事長は、私の提案の全てについてご了承をいただきました。まあ、だから、史上初めて聞き入れられた男の称号を今日にところはいただきました(笑)。

もう、明日から改革を始めます。4月には、経営チームを中心に生き残りかけて戦いを始めます。順次、給食、人事、労務、採用の担当が入ります。

初めての法人さんい行って30分もしないうちに、「じゃあ、資金繰り表を作ろうかね(苦笑)。このままだと間違いなく倒産だからさ。」と。ねっ、常在戦場でしょう?

昨日は、あまりの急展開と缶詰で議論してアクションプラン決めての3時間で、緊張から花粉症の鼻水がひとたらりもなく、この2日が終わって、このブログを書いている間にこのティッシュケースからティッシュがなくなります(笑)。

新人コンサルタントの男子に「これが楽しめないとこの仕事できないよ(苦笑)。でも、これができれば稼げるよ。」と。彼がこの2日をどう感じたか、心配でもあり楽しみでもありますかね。