昭和生まれのおじさん自慢「あなたは、古今亭志ん朝と立川談志の落語を直に高座で聴いたことはないでしょう?」「私はあるんです、ハイ。」

「今回も面白い話をありがとう。」← 岡山県病院協会の会長さんから言われました。← 面白い話をしに来たわけではないのですが、、、、あと、「話が上手だね〜。うちに来て話ししてください。」とか、「2月も来たけど、今回もよかったね。」とか、ほぼほぼ芸人のような褒め言葉が続きます。そう、リピーターなんですよね。ますます芸人のようですね。

 

そこで、昭和生まれのおじさん自慢です。

今日は、岡山県病院協会であまりにいい話が連発だったんで、一つ、タネ明かしです。私のセミナーでの、「まくら」、「噺」、「間」、「落ち」、たまの「毒舌」には、モデルがあるんです。それは、古今亭志ん朝さんと立川談志さんの落語です。そうです、私の話しかたは、志ん朝さんと談志さんのコピーなんです。勉強の材料はたくさんありますね。

なにが、昭和生まれのおじさん自慢か、それは、「私は何回か、志ん朝さんと談志さんの落語を直に高座で聴いたことがあるんです。テレビではよく観ました。」ほんと、勉強になりました。特に、志ん朝さんの落語を高座で聴くと、あまりの上手さに、息を飲んで体が金縛りになり鳥肌が立ちました。← 本当の話です。腹を抱えたままさらに笑ってしまう談志さんの話の凄さに「参ったね、」としか言えない。← 私も若かったんですが、2人の芸術は体に染みました。「人前でしゃべる時はこれだな。」って。あれからずいぶんと時間が経ちましたね。

そして、みなさん、「そうか、聴きに行こう!」と思っても、あの優秀なお二人は、来世の準備のために、早々とあの世に行ってしまっています。もう、直に、あの芸術を体全体で感じることはできません。

どうですか?羨ましいでしょう?(そうでもありませんかね、、)

志ん朝の前に志ん朝なし。志ん朝のあとに志ん朝なし。

談志の前に談志なし。談志の後に談志なし。

 

今日も話の「トリ」は談志師匠風の毒舌でしめました。「あのね、いいですか、空調の入れ替えの時、みなさんの担当者は『頑張って業者が言ってきた価格より値切っておきました!』っていうでしょう。ね、みんな言うの、がんばりましたっていうんですよ。当たり前でしょう、絶対に、『理事長、私、業者の言った価格より高く買っておきました!』なんて言うわけないでしょう、ねえ。」って言ったら、会場から、ドッカンときました。このイメージは立川談志さんなんです。← 関西風とは少し違いますかね。

セミナーの「まくら」と「おち」は、志ん朝さんの立て板に水のような芸術的な話がモデルなんです。無論、足元にも及ぶものではないのですが、、、

もう一度いいますね、2人とも絶品です。あれを芸術というんです。で、私、直に体感しているんです。残念ですねー、あれ、体感してほしかったなー。← 昭和生まれのおじさんのささやかな自慢です。

 

ちなみに、あなたは、昭和の大投手の、江川卓の全盛期の「ストレート」と「カーブ」を見たことはないでしょう? 私、あるんです、後楽園で。あれと同じボールを見たことはありません。ストレートは、言うなら、ピンポン玉のような感じでした。カーブは空中で、一旦、止まってました。そこから、加速して落ちる。とにかくプロ野球選手が束になっても、ボールが前に飛びませんでしたから。残念なのは、あのボールは3年しか見れませんでしたが、、、昭和生まれのおじさんのささやかな自慢です。