ある、地方の県庁所在地です。数字で見てしまうと、ただただ、恐ろしくなりますね。出口戦略はお判りのとおりです。

ある、県庁所在地の医療保険サービスの年間金額です。この試算は、2016年の統計を基に人口予測数で算出しています。

      75歳未満   75歳以上

2015年  639億円  459億円 = 1,152億円 

2025年  425億円  653億円 = 1,078億円

2035年  314億円  662億円 =   976億円

2045年  235億円    616億円 =   851億円

2055年  126億円  610億円 =   736億円

2025年から、逆転して、75歳以上の医療が主役になります。あとは、坂を転げおちるように、75歳未満が減ります。← この事実を医療法人の経営者が意外と知らないし、知りたがらない。

医療保険の合計は異常値で落ちるわけではありませんが、75歳未満は異常値で落ちます。病院がこれから目指すところはお判りのとおりです。これからの主戦場は75歳以上なんです。もう、大学病院だろうと、国立病院だろうと、2050年になれば、もう、高度な手術を必要とする患者さんは、今の5分の1になりますね。

回復期リハ、整形外科、通所リハ、通所介護、小規模多機能、看護小規模多機能、有老(医療依存度の高い人受け入れ可)、サ高住(見守り機能)、看取り型特養、看取り型GH。

介護が主役、+障がい者。医療は斜陽。医療と介護の一体提供。他職種連携は当たり前。

ICT、IoT、地域連携システム、医療・介護情報システム。

老年層、ロボット、移民。

 

時代は大きく変わりますね。

我々の仕事は逆算して準備することです。