昨日、全国老施協のリーダー養成塾の参加者で、もう少し話がしたいと言う人たちとリモートで30分ずつ、お話をしました。
まあ、お悩み相談です。で、内容は、将来への不安です。しかも、親がらみです。
親で理事長の、父母が、法人の今しか考えないので、このままでいいと言うが、このままでいいはずがない。
受講生は、勉強の結果、自分の法人の将来が透けて見えたのです。
私は、「理事長はあと5年で生きているし、あなたは30年で生きているから合うはずないでしょう、話が。」と。
受講生は「どうしたらいいですか?」と言われるので「経営権をお父上から奪いなさい。」と私は言います。
そうすると「そんな元気はなくて、、、」と。「じゃあ、どうするのさ?」と。
一拍置いて。
「では、仲間を増やしない。そのためには勉強させなさい。今度、9ブロックで経営リーダー養成塾があるようなので、何人も送り込みなさい。」と。
仲間を作り、大きな力にして、経営権を取る。並行して、経営の勉強をして、2040年、2060年を見越した、新しいドミナントに出る。
そして、もし、本業で勝利をつかむことが無理だと判断したら、福祉の周辺事業を考える。
勝ち残る方法は、沢山あります。大事なことは勉強することです。
もう、お城に籠って神様に祈ったって状況はかまりません。
日本は、その昔、遣隋使を送って大陸の政治体制を入れて国づくりをしました。理由は、全国に地域の豪族がいて好き勝手に経営をしていたため、国が強くならない。朝鮮半島の不穏な情勢もあり、「このままでは、国が滅びるかも。」と考えたからです。
その後も、日本は、欧米列強がアジアの国を植民地化していくのをみて、尊王攘夷を掲げ、英国に大砲を打ち込み大きな代償を払います。しかし、今度は、敵から学び、欧米列強に追いつけ追い越せと頑張りました。
状況を変えるのは、強い危機感と学習と実行です。そのためには勇気ですよ。一歩踏み出す勇気です。